Page 3 - JP magazine Nov
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EDITOR'S NOTE
Tolunaインフルエンサーの皆さん、
東京23区が8%、⼤阪は6%。ロンドン100%、パリ100%、⾹港97%、ソウル46%。
この数字が表しているのは「無電中化率」です。他の先進国と⽐べて、格段に電柱の地下化が
遅れている⽇本。災害が起こるたびに、その危険性が指摘され続けているのに、電柱は消え
ません。
阪神淡路⼤震災のデータでは、震度7地域で被害を受けた地中線は4.7%。架空線はそのおよ
そ2倍にあたる10%が被害を受けたそうです。地上にある電柱や電線は、周辺の建物の倒壊
に巻き込まれてしまうリスクがあります。
⼀⽅、電柱地下化のデメリットとしては、建設費⽤の⾼さや災害時の復旧に時間がかかる事
があげられています。
東京都では2020年オリンピック·パラリンピックに向けて、2017年6⽉に「無電中化推進条
例」が可決され、「無電中化」「電線地中化」を⽬指しています。最近起こった⾃然災害を考える
と、安⼼·安全のためにも東京都だけではなく他の地域でもぜひ「無電中化」を推し進めて欲し
いものです。
電柱無電化、賛成? 反対? 投票はこちらから。
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