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The Current War
ザ・カレント・ウォー
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Birds of a Feather
バーズ・オブ・ア・フェザー
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ワイルド・スピード スーパーコンボ(邦題)
Horrible Histories: The Movie-Rotten Romans
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「人生ってわからねえ、答えなんかねえ なった。だからとい
んだよ。仏陀なんてのは寝言ばっか抜か うわけでもないのだ
してたんだ」 が、僕は彼らのあい
酒場の店主はこの日も酔ってそんな話 だに割って入った。
をし、大笑いをした。敬虔な仏教徒の多い 「まあいいじゃな
ブータンだが、こういう人もいるのだ。イ いか。楽しく飲もう
ランではイスラム教をとことん揶揄する よ」
人にも会った。宗教は否定しないが、全員 それでその場は一
が思考を停止し、同じ方向を向くことに 応収まったが、一旦
ϒʔλϯฤ 違和感を覚える僕は、こういう無頼派た 変になった空気を元
ちに強いシンパシーを覚える。このとき に戻すのは土台無理
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も酒場の店主の言い方に痛快なものを感 な話だった。それに
࠷ޙͷҰཚʢԼʣ じ、一緒に大笑いしたのだが、ひとり様子 どうも店主とテンジ ҿΈͷϋγΰͷ͋ͱͷؼΓಓɻྑݘ͕͋ͪͪ͜ʹ
の違う男がいた。ガイドのテンジンだ。 ンは水と油のようだ。楽しく飲めそうにな 店に入ると、唖然とした。ステージが
「どういう意味ですか?」 い。グラスに残っていたビールを飲み干す あり、国王夫妻の写真が飾られていると
China 彼は真顔で店主にそう問いただした。 と、「じゃあ出ようか」と僕はテンジンに声 ころは東部の CLUB と同じだったが、こち
空気がふっと張り詰めた。店主は眉をひ をかけ、店主とは固い握手をして店を出た。 らのステージでは女性がカラオケで歌っ
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そめ、テンジンに尋ねた。 うーむ、どうもパッとしない。最後の ているのだ。どうやらダンスではなく、
「……お前は何やってんだ?」 夜だし、テンジンとももう少し語り合い 歌をリクエストする店らしい。
「ツアーガイドです」 たい。 それにしても、うーん、ものすごく歌
店主はハン、と鼻で笑った。 とそこへ、「CLUB」と書かれた看板が見え がうまいわけでもない女性に歌っても
「そんなこったろうな。金をたくさんも た。おお、ここにもあったか。東部の町ジャ らって何が楽しいのか? でも店は盛況
らっているんだろう」 カルで目にし、入って面食らったのだ。曲 だった。しばらくお酒を飲んで、女性た
たいていの貧しい国では他の業種と比 をリクエストして女性に踊ってもらい、客 ちの微妙な歌を聴いていたが、なんで自
べると観光産業の実入りはいい。 はただそれを眺める、というよくわからな 分がここにいるのかよくわからなくなっ
「で、どうだ? 金をたくさん稼いで、 いシステムだった。でもあれはあれでブー てきた。何よりカラオケがうるさくてテ
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͔͚̓ͯࣗసंͰੈք それで幸せか?」 タンでしか見たことのない形態だったの ンジンとはろくに話もできなかったのだ。
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ϩɺ ϱࠃΛΓɺ 「お金は問題じゃない」 でおもしろかった。最後の夜にこういうの 夜も遅くなり、「じゃ、帰ろうか」と言っ
ʹؼࠃɻݱࡏશࠃ 核心を突くシニカルな不良オヤジと、 もいいかもしれない。音もうるさくなかっ て立ち上がり、店を出た。それからすぐ
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ʰߦ͔ͣʹࢮͶΔ͔ʂʱʰ 高潔な模範生との闘いといった感じで、 たからテンジンと会話もできるだろう。 にテンジンと別れ、宿に帰った。旅の最
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͔ɻϒϩάߋ৽தˠʮੴ 見物するのはおもしろかったが、途中か テンジンは気が進まないようだったが、 後の夜だからといって、必ずドラマチッ
ాΏ͏͚͢ͷΤοηΠଂʯ ら現地の言葉であるゾンカ語での応酬に 拒否することもしなかった。 クなことが起こるわけじゃないのだ。
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